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栃木市聖地公園の合葬墓地について思うこと

自宅墓.comです。

お墓ディレクターで終活カウンセラーです。

 

栃木市聖地公園の合葬墓地についてのニュースを発見しました。

 

栃木市聖地公園の合葬墓地について思うこと

市聖地公園に墓地増設 栃木市が再整備計画案 初の合葬墓も設置方針

www.shimotsuke.co.jp

 

【栃木】少子高齢化や核家族化で墓地不足が懸念される中、市は5日までに、市墓園再整備基本計画案をまとめた。市営墓地の市聖地公園(皆川城内町)を整備地として墓地を増設する計画で、市内6カ所の市営墓地で初めて合葬墓を設置する方針などを示した。2022年度の着工、供用開始を予定しており、市はパブリックコメント(意見公募)を経て8月末までの計画策定を目指している。
 市環境課や計画案によると、市営墓地は栃木、藤岡、都賀、西方の4地域に6カ所あり、墓地数は計3458区画。3月末現在、160人が区画墓地の空きを待っている状況という。

 

私、仕事柄、地方自治体の合葬墓地について調べること多いのですが、自治体で合葬墓が計画されて、建設されなかったことってほとんどないんです。

 

計画=実施

に近い形です。

 

東京都や大都市が成功しているわけですから、栃木市がそれに続けとなるのは仕方のないことなのでしょう。

 

合葬墓地のいいところ

合葬墓地はセーフティーネットになります。

安い金額で入れます。

跡継ぎがいない人でも入れます。

 

合葬墓のよくないところ

一番身近である家族の供養が簡素化されることが与える影響があるに違いないこと。

 

誰しも、この世に生まれてきたということは両親がいるわけです。

言ってみれば、誰もが必ず持っている人間関係です。

人は一人で生きているわけではないですから、誰かを助け、誰かに助けられ生きているわけです。

 

その人ができるだけの範囲で手厚い供養をするということは大事だと私は思っています。

 

自治体の場合は、仏教だけではないので、遺骨の安置はしますが永代供養がないことがほとんどです。

 

安易に必要ではない人まで「合葬墓地」に流れてしまうのが怖いです。

 

また、民業圧迫だと思っています。

 

寺院や民間霊園からしてみたら、自治体が合葬墓地作ったら廃業するところも出てくるでしょう。

廃業したらその運営母体だけでなく、そこに眠っているご遺骨はどうなってしまうのでしょうか?

 

そこまで考えている行政担当者はいるのでしょうか?

 

大きな自治体が成功したから、それにならってやるのではなく、しっかりと反対される方の意見も聞きながら慎重に進めてほしいと願うばかりです。

 

それでも、栃木市の合葬墓を検討する有識者会議にお寺の住職や民間霊園の所長さんや地元石材店などの、日ごろ、その地域のご遺骨を一番扱っていて事情を知っている人たちは呼ばれないんだろうな。

 

せつないですね。

 

ただ、合葬墓ができて助かる方もいるはずです。

ご供養の選択肢が広がることはいいことだと思います。

複雑な気持ちです。

 

栃木市の方には、合葬墓ができても、複数の選択肢の中から、ご自身やご家族にとって最良の選択をして頂きたいと願うばかりです。

 

それでは。